声を意識する子育て

暑くなってきましたね。

さて、私にも娘が一人いますが、
今のところ、いわゆる「手のかからないニコニコさん」です。

脳科学や神経発達障害の研究、心理学を実際の自分の子育てに活かして(いや、むしろ机上の空論と思われるものも実験的に実践)きました。

親と子は社会のいちばん小さな単位だと言えます。

成功か失敗かなんて、結果はほぼ自分が死ぬときまで分からないし、たぶん、良いときもあれば悪いときもある、そんなもんだと腹を据えて子どもに関わっています。

一喜一憂しない。木を見たり森を見たりと視点を変えて観る。
これが私のスマイル育児の基本です。



そして、相手(子ども)と関わるとき、いちばん気をつけなければならないことは、『声のトーン』だと思います。


いくら笑顔を取り繕っても、声のトーンは、相手(子ども)に敏感に伝わってしまいます。


実は私は、今のところ子育てをしていて、自分の子どもを怒ったことがほとんどありません。もちろん、危ないことや周りのお友達に迷惑になるようなことをした時は、言って聞かせます。


普段の『声のトーン』と『喋るスピード』をなるべく一定に保つことで、子どもに伝わりやすく、また自分にとってもフィードバッグがかかって落ち着きがでます。


ここで大切なことは、相手(子ども)にとって、どんな声のトーンが好ましいかは異なるので、自分の都合ではなく、相手にとって心地良い声のトーンを探って使い分けるということです。


声色を使い分けるだけで、
「今は遊びの時間」
「今は集中する時」
「今は自由な時間」など
本人が気がついてくれるようになります。
それは、決してこちらの(親の)顔色を伺っているわけではありません。
今は何をしなきゃいけない時か、判断するチカラをつけているのです。


皆さんは自分の声のトーンを意識して喋っていますか?

ADHD/ASD/発達障害の専門家の探究〜Recherché LIFE〜

心理系大学院修了後、医学部助教として約10年勤務。「脳科学・心理学・生理学」の3つの専門性を活かして講義や研究に励んできました。特に発達障害の脳科学研究が専門。同時に心理臨床のスキルを活かし、小中高校でスクールカウンセラーとして子供から大人まで色々な方の様々な相談や問題(発達障害、不登校、DV、いじめ、学級崩壊etc…)を一緒に解決してきました。専門的な話から非常識な話まで何でも受け止めます。

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