「早くっ!」っていつも言ってませんか?

いつもお子さんに
「早く!」って言い過ぎていませんか?

子どもは、時間、時間管理の概念が大人ほどありません。

つい「早くっ!」って子どもに言っても、どう早くしたらいいのか、子どもの頭の中では[?]となって、伝わりにくいのです。

おかあさんの声のキンキンしたトーンだけは伝わります。

内容が伝わらないのでは意味がありませんよね。

大事なのは、
どう早くしてほしいか
「何をどうする」ときちんと内容を具体的に指示することなんです。

うちの子も食べるのが遅いので、
早く食べて欲しい時は、
「BeFocused」というアプリを使っています。
時間を分単位で設定でき、一周がその時間になり、残り時間が目で見てわかるような仕組みです。
(デジタルな砂時計ですね!)

さらに、このアプリの良いところは、
インターバル機能がついているところです。
インターバルを延長タイムに応用しています。
20分で食事が終わらなかったら、、
(例えば、食べにくいものだったり、おしゃべりが過ぎたとか)
インターバル使って10分延長!
としています。
子育てはなかなか、「キッチリ」はできません。
ブレーキの「あそび」に当たる部分がとても大切です。
学校の宿題やホームワークも同じ要領で時間管理の下でするように心がけています。


そうやって、だんだんと子どもに時間の概念
(例えば、10分間ってこれくらいの長さだ〜)という感覚、を身につけてもらえたら良いなと思っています。



もちろん、時間は相対的です。
嫌な時間は長く、好きな時間は短く感じます。
ですから、取り組むものごとそのもの自体がなるだけ「楽しい!」と思えるように工夫はしています。


宿題も勉強も「楽しい!」と思って取り組む時間が次へのモチベーションに繋がり、「もっと!」という気持ちにさせる脳の報酬系を刺激することになります。


つづきはまた。

ADHD/ASD/発達障害の専門家の探究〜Recherché LIFE〜

心理系大学院修了後、医学部助教として約10年勤務。「脳科学・心理学・生理学」の3つの専門性を活かして講義や研究に励んできました。特に発達障害の脳科学研究が専門。同時に心理臨床のスキルを活かし、小中高校でスクールカウンセラーとして子供から大人まで色々な方の様々な相談や問題(発達障害、不登校、DV、いじめ、学級崩壊etc…)を一緒に解決してきました。専門的な話から非常識な話まで何でも受け止めます。

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